富士山で撮影した星雲・星団－その４（最後） ( 天文学 ) - 星への誘い

久しぶりの好天で土星を撮影しようと早めに帰宅しましたが、風が強く、土星はモニターの中に納まってくれません。

土星を諦め、16日に富士山五合目で撮影した画像の処理を終わらせました。
残っていたのは、GPガイドパックに乗せた無改造EOS KissDX＋Sigma 20mm F1.8 絞り2.8で撮影した画像です。
やっと全ての画像処理を終えました。撮影するより画像処理の方がシンドイです。

処理したのは、撮影した画像の中から選んだ、しし座、ケンタウルス座、ヘルクレス座の画像です。
なお、3画像共、Diff2のソフトフィルタを付けたので、明るい恒星が肥大して写っています。

しし座の画像では、しし座を中心にして西側に火星が、東側に土星が輝いており、面白い構図になっています。
ISO800 3分ｘ2枚コンポジット、RAP2でダーク補正、PS CS3でRAW現像 SI6でコンポジット＆補正です。
今日は、3画像共、星座の説明を書き込んだ画像をリンクせず、元画像の下に載せました。

高度が低いケンタウルス座は富士山五合目ならかなりの範囲が写ると思い、狙っていました。
でも、低空に濃いモヤがあり、雲海の薄い部分を通った街明りでモヤが明るくなり、目一杯被っています。
こんな状態だったので、オメガ星団や電波銀河の撮影時に十分な露出をかけられなかった別けです。
ISO800 2分ｘ2枚コンポジット、RAP2でダーク補正、PS CS3でRAW現像 SI6でコンポジット＆補正処理です。