WebCamによる惑星動画をRegistaxで処理する時にダーク補正やフラット補正が可能です。
土星や天王星、海王星などの暗い惑星や、ナローバンド撮影ではノイズが気になります。 今回は、ノイズ軽減目的で、ダーク補正方法を紹介します。 補正方法は、非常に簡単なので、必要と感じたら試して下さい。 DarkFlame用の動画は、カメラにキャップを被せる光が入らない状態で撮影します。 処理対象の惑星を撮影した時と気温を含め同じ条件で撮影します。 その様にして撮影したダークフレーム用の動画をRegistaxで読み込みます。 RegistaxのAlignページでFlat/Dark/Referenceメニューをクリックします。 表示されるプルダウンメニューからCreate Darkframeをクリックします。 ![]() それでスタックが開始され、スタックが終了すると自動的にStackのページに移ります。 StackのページでSaveimageボタンを押して、DarkFlame画像として登録します。 保存時のファイル形式は、無圧縮のTif、PNG、BMPなどを選択します。 私はモノクロのDMKの画像が対象なので、ポピュラーなBMPで保存しています。 同じ撮影条件ならDarkFlameは使いまわせるので、ファイル名に撮影条件を入れています。 ![]() 次にダーク補正を行う惑星の動画をRegistaxで読込みます。 Flat/Dark/ReferenceメニューのプルダウンメニューでLoad Darkframeをクリックし、 Create Darkframeで作成したCreate Darkframeを選択し、通常のAlign処理開始です。 ![]() 同様にしてFlat補正も可能なので、学術用途などで要求された時は活用して下さい。 管理者のWebサイト「星への誘い」へもお越しください。 |
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なるほどこれは簡単ですね。今までメニューにあるのは知っていましたが、どのように使えばよいのか知りませんでした。
貴重なノウハウの公開有難うございます。必要な時に早速使わせて頂きます。
2011/9/2(金) 午後 7:00
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ありがとうございます。私もシュミットさん同様、メニューにあるのは知っていたのですが、どの様に使うのか、惑星撮影用使えるのか判らなかったのでついそのままになってました。
これですっきりしました。
2011/9/2(金) 午後 7:34
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私もメニューにあるのは知っていましたが、使い方を知りませんでした。
ノウハウの伝授ありがとうございます!
木星もやっと自宅から撮影できる場所に来ましたので処理の時に活かしてみたいと思います。
2011/9/2(金) 午後 8:36 [ **** ] 返信する
わかりやすく教えてくださり有難うございます。
次の機会には試してみますね。
数コマおきに設定変更を強いられている現在では、設定が変わるとその度にダークフレーム撮らなきゃいけなさそうなのがキツぃですね〜
各コマ撮り始め(または撮り終わる直前)に黒ウチワでもかざそうかな?
2011/9/3(土) 午前 0:43
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シュミットさん、コメントをありがとうございます。
惑星が動いている動画であれば多数のフレームをコンポジットすることでノイズは軽減しますが、ノイズが目立つ高感度撮影ではコマ数も少なくダーク補正は有効なので、試してください。
2011/9/3(土) 午前 8:32
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Eagleざん、コメントをありがとうございます。
星雲・星団のダーク補正より簡単なので必要な時に試してください。
2011/9/3(土) 午前 8:33
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かいなおさん、コメントをありがとうございます。
木星の通常のカラー撮影なら補正の必要性は少ないと思いますが、ノイズが目立つ様であれば試してください。
2011/9/3(土) 午前 8:34
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しゃいんさん、コメントをありがとうございます。
その都度、条件を変えて撮影では手間ですね。
ノイズが目立たない場合は補正は不要でしょう。
補正した方が良いと感じる場合だけ行うのが良いかも。
2011/9/3(土) 午前 8:38
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ありがたいです!。実はDMK21AU04ASを入手したのです。
これでもっとクオリティーの高い画像が得られそうです。
親切丁寧なご指導にポチ!。
2011/9/3(土) 午前 10:00
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mn3192さん、コメントとポチをありがとうございます。
新たに入手されたDMK21AU04ASを使ってLRGB合成狙いですね。
LRGBのシャープな画像を楽しみにしています。
2011/9/3(土) 午後 1:20
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