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今日は月惑星研究会の例会でした。今回も川崎多摩市民会館で開催でした。
参加者は33名で、卒業組みが17名、現役の学生さんが15名、小学4年生が1名と若い人が約半数でした。 また女性が4名と女性も多い例会でした。なお、小学生は月惑研究会のメンバーのお子さんです。 例会はいつもの様に、自己紹介から始まり、定例の堀川さんから木星の近況報告と続きました。 今回の近況のメインは、細くなったNEBに発生した暗斑とリフトの発生に関してでした。 3月12日にNEB上に白斑と暗斑が発生したのを切欠に、白斑がリフト状に広がり、その前方(経度減少方向)に新たに2個の暗斑が発生しました。そのままNEBが拡幅するかと期待されましたが、まだNEBの幅に変化はない状態とのことです。 NEBの中に発生した暗斑などが北側に広がればNEBの拡幅に繋がる可能性が高いけど、今回の暗斑は、まだ細くなったNEBの中に留まっているようです。 今後、どの様に変化するか確認したいけど、木星は5月14日に合となるので、しばらくは観測が難しい状態です。 合を過ぎて6月中旬から下旬になれば日の出前に観測できる様になるので、NEBとSEBの幅を比較し、NEBの拡幅が進んでいるか否かを確認したいとの事です。 なお、1920年頃を境に、それ以前30年ほどは、SEBが安定しておりNEBが細くなったり消えたりしていたそうです。 1920年ころからは、その逆でSEBが細くなったり消えたりしてNEBは安定していたそうです。来シーズン以降の木星は更に目が離せない感じです。NEB以外では、SEBは大きな変化はなく安定した状態が続いており、大赤斑も赤味が薄い赤斑孔状態を続けているそうです。 堀川さんの木星近況の次は、三品さんから火星の不可思議な雲に関する報告がありました。 3月20日頃から何度か、火星の表面から盛り上がった様な雲が確認されています。撮影された画像を解析すると、その雲は火星上空150km以上の高さに見えており、その様な雲が何故見えているのかが不明な状況です。 火星観測衛星が過去に観測したデータに、火星上空80km付近の温度が二酸化炭素が凍結するほどに低い部分があったそうです。その事から、火星上空で二酸 化炭素が凍結した雲がなんらかな理由で浮かび上がって見えているのではとの考察もあるそうです。また関西支部の足立さんがまとめられた報告資料が紹介され ました。その報告でも、この雲が何かは明確な答えは出ていません。ただ、オーロラやダストの雲とは考え難いそうです。 3件目は、高校生の米井さんから前回報告された「金星日面通過から分かること」に関しての再報告がありました。 前回の報告資料に計算間違いあったので、計算し直した内容の発表でした。 再計算した結果、2004年の金星の日面通過の観測から得られた一天文単位の距離の誤差は2.5%程度だったそうです。 4件目は、石橋さんから1994年7月の木星への彗星SL9の衝突痕を撮影されたビデオ画像を再処理された画像が紹介されました。Registaxで再処理した画像は、かなりの解像度で、過去に発表された画像より解像度が良く、細部までしっかり判ります。その画像は、月惑研究会の画像報告サイトに掲載されています。 最後は、田部さんから今年の木星閃光観測に関する報告がありました。今年は準備が中心で、観測日数が少なく成果はありませんでした。本番は来シーズンで、集中観測は8月31日〜9月8日と11月2日〜9日です。 また、より多くの方に観測してもらう為に、観測方法の説明を作成し発表する予定です。 例会の最後に毎回集合写真を撮影しています。その撮影風景も紹介しておきましょう。 例会後は恒例の懇親会。若い人の参加は少なく参加者は19名と少なくなりましたが、天文談義になどに花が咲きました。 管理者のWebサイト「星への誘い」へもお越しください。 |
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例会、お疲れ様でした。
女性の方でも、熱心な観測者がおられる事は良い事ですね。
何かと、最近は惑星面の変化も見られるようなので、目が離せません。
ヨネヤンさんを始め、皆様の日頃の精進が成果を生みそうです。
2012/4/16(月) 午前 7:30 [ woodben2 ] 返信する
昨日は例会でしたか、お疲れ様です。33名とはすごいです(^^;
若い方が増えてきたようなので、将来楽しみですね。
気になる木星は来シーズンに期待ですね、腕を磨いておこう〜っと。
2012/4/16(月) 午前 8:02
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毎回有意義な内容豊富な例会ですね。若い人が多いのも良いことです。私のように途中でいなくなってしまわぬよう、観測を継続してほしいですね。火星の不思議な雲、興味津々です。
2012/4/16(月) 午前 11:07
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今回も詳細なレポート有難うございます。火星も木星も変化が多くて興味が尽きませんね。何れも遠ざかりつつある中での現象なのが残念ですが、来シーズンはどんな表情を見せてくれるのかとても楽しみです。
2012/4/16(月) 午後 7:09
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woodben2さん、コメントをありがとうございます。
天文の話題が多くなり、天文部に入る学生さんが増え、その影響で例会も学生さんが増えています。
さらに、学生が多くなると、参加が途絶えていた彼らの先輩のOBも復帰と相乗効果で参加者が多くなっている様に感じます。
2012/4/16(月) 午後 9:30
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hideさん、コメントをありがとうございます。
天文関連の話題が増え、さらにインターネットで情報が入手し易くなり、興味を持つ若者が増えているのではと思っています。
木星のNEB、どの様な変化をするか、大いに気になります。早ければ6月下旬には見れそうなので、今から楽しみです。
2012/4/16(月) 午後 9:32
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mn3192さん、コメントをありがとうございます。
今回も若い人が多く参加され、有意義な例会でした。
復活されるかたも目だっているので、mn3192さんにも復活してもらいたいと感じています。
今回は、木星のNEBの変化や、火星の不思議な雲で盛り上がりました。
2012/4/16(月) 午後 9:35
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シュミットさん、コメントをありがとうございます。
木星は完全にシーズンオフですね。合過ぎに再会するのが楽しみです。
火星の不思議な雲、解明されるのが楽しみですが、はたして解明されるか?
2012/4/16(月) 午後 9:43
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若い人を中心に33名とは今回も大盛況で素晴らしいです。
木星の変化は人間からすると随分とゆっくりとしたものですね。
NEBとSEBの変化の間にある関係は不思議です。
火星の雲はこれまた不思議ですね、何か気象現象のような
ものなんでしょうかね。火星は近くて遠い存在ですね。
木星閃光観測も南中後の時間帯になってしまいますが、
観測できると思いますので、観測方法の詳細がわかりましたら
よろしくお願いします。
2012/4/16(月) 午後 11:09
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しけるさん、コメントをありがとうございます。
若い人が惑星に興味をもってくれて嬉しいです。
木星も火星も年々興味が増す一方、これからも楽しみですね。
7月頃までに、月惑星研究会で木星の閃光現象の観測マニュアルを作成する予定なので、宜しくお願いします。
2012/4/17(火) 午前 5:38
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