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昨日の月惑星研究会の例会の様子を紹介します。内容が多く、長文になりますがお許し下さい。
惑星に興味が無い方は、木星の近況報告を読み飛ばして、それ以外を読んで頂いても結構です。 参加者は34名、卒業組みが14名、大学生が17名、高校生2名、常連の小学生が1名と 今回も若い人が多い例会でした。なお、卒業組みで初参加の方が1名居られました。 その方は、なんと、Yahooブログでお馴染みのイーグルさんでした。 イーグルさん、初参加、ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。 例会はいつもの様に、自己紹介から始まりました。 自己紹介のあと、今月3日に急逝されたメンバーのY氏のご冥福を祈って黙祷を捧げました。 Y氏は中堅のベテランで研究会の中心的なリーダー役として期待されていたので残念でなりません。 1.木星の近況報告−定例の堀川さんから木星の近況報告 1-1NEBnの白斑の合体 復活したNEBは安定し始め、通常状態になっており、NEBnに白斑が複数確認されていました。 その中の2個が衝突し、その合体した白斑がさらに前方の白斑に衝突寸前との事でした。 先行白斑がWSB、その後ろがWSA、更にその後ろの小さな白斑がCと呼ばれていました。 まず、11月7日頃にCがWSAに追い付き合体し、それがWSBに接近しており再度合体直前です。 後方の白斑が前方の追い付く訳は、緯度の違いだそうです。 CはWSAより若干高く、緯度による風の速さの違いが原因の様です。 最終的には長期間存在しているWSZに全て飲み込まれると予想されています。 なお、白斑は時計周りに回転してる高気圧的な渦なので、2個の白斑は、お互いの周りを 時計回りに回転しながら合体するそうです。 1-2大赤斑GRSが小さくなっている GRSの東西方向の長さは、GRSが発見された1800年台後半には30度ほどだったのが 1970年台は25度、1980年台は18度、2000年台は15度、現在が13度と小さくなっています。 なお、1650年〜1713年にカシニが観測した赤斑は10度程度だったそうです。 その後、GRSは観測されておらず、1831年に赤斑孔が観測されています。 その事から推測される事は、カシニの赤斑は消滅し、その後、100年以上経てから 現在のGRSが生まれた可能性があるとのことです。 現在のGRSも将来消滅し、その後に新たなGRSが発生すると想像されています。 1-3永続白斑BA BAは後方の暗斑とさらにその後方の淡い白斑を引き連れてGRSの南を何事も無く通過し、 GRSの前方に出ました。 榎本さんがBAがGRSを通過中のアニメーションを作成され、それを紹介してくれました。 そのアニメを見ると、幾つかの小さな暗斑がGRSに引き込まれている様でした。 なお、GRSに引き込まれた暗斑がGRSの周りを周回する速度が、年々短くなっており、 数10年で半分以下になっており、現在は4.5日で一周しているそうです。 それもGRSの縮小の影響との事です。 1-4NNTZの白斑 NNTZにメタンバンドで明るく写る斑点が3個あるとの事です。 メタンバンドで明るく写る斑点には可視光では赤いものと白いもの、更には可視光では 良く判らないものの3種類があるとの事です。 2.木星の閃光観測の報告 川崎の科学館での観測報告は明治大学の学生さんからなされました。 川崎ではIR画像で6日間に26時間の動画を記録したそうです。 三鷹の観測報告はメンバーのSAさんからなされました。三鷹では延べ約20名が参加し、 空の状況次第でメタンバンドと可視光で合計33時間半程度撮影したそうです。 姫路の情報はまだ未着でした。 観測中のモニターを眺めていた範囲では閃光と思われる発光現象はありませんでした。 今後、撮影した動画を検出ソフトで精査する予定ですが、かなりの時間がかかりそうです。 閃光観測は一ヶ所で最低でも千時間程度が必要とのことなので、先が長そうです。 今後の観測は、今シーズンは無理なので、次回は来シーズンの10月頃の予定です。 ただ、東海・明治・理科大が連合して12/14〜16と12/21〜23に観測を行う予定との事です。 閃光観測報告の最後に田部さんからスペインで開発された分析ソフトの紹介がありました。 優秀なソフトですが、説明がスペイン語だけなのが難点です。 なお、2010の閃光データを提供することで共同研究として自由に使える許可を得たそうです。 3.その他 3-1木星会議、天文ガイドの惑星サロン関連 来年の2月に旭川で開催される木星会議に参加予定者の確認と研究発表の依頼や、 月刊天文ガイドの惑星サロンの記事の作成の調整が行われました。 3-2双望会(そうぼうえ)2012の報告 山崎さんから、双望会(そうぼうえ)2012の報告がなされました。 下の画像は、双眼システムに関しての山崎さんの感想です。私も欲しくなって来ました。 また、太陽望遠鏡は当り外れがある為、良いものを入手するには、多数購入し絞り込むか、 業者の所に何度も足を運んで実際に太陽を眺めて良いものを探すと良いとのことでした。 それから、鏡のメッキはアルミより銀メッキの方が反射率が高く、銀メッキに変えることが 流行っているとの説明もありました。 銀メッキは魅力的ですが、1回の蒸着費用が60万円程度なので、ちょっと手が出ません。 3-3海外のアマチュア向け図書の紹介 三品さんから前回の例会で紹介された米国と英国で出版されたアマチュア向けの 火星や木星、それから太陽系の図書の実物の紹介がありました。 価格は3,000円〜3,500円との事でした。 3-4最後に石橋さんから先日の皆既日食の映像の紹介がありました。 例会終了後は集合写真を撮影し、恒例の懇親会に流れ込みました。 都合が悪い方を除き、多くのメンバーが、遅くまで飲みながら天文談義に興じていました。 20歳以上の学生さん達も加わり、3大学の天文部の交流を兼ねて楽しい時間を過ごしていました。 次回の例会は、正月明けの1月6日(日)の予定ですが、会議室が取れなかったら中止です。 今朝は、この懇親会で飲み過ぎたので起きるのが辛く、5時に目覚ましがなっても、しばらく 布団の中でボンヤリしていました。でも散歩に行きたい紗南ちゃんに催促されて起床でした。 管理者のWebサイト「星への誘い」へもお越しください。 |
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レポートありがとうございます、じっくり読ませていただきました、今シーズンの動向と若い人が多いので
先が楽しみですね、いーぐるさんも参加でしたか
私も行きたかったな〜日曜も仕事出だったので今回は無理でしたが、次回は伺いたいです。
北海道の木星会議はちょうど2月、大雪なので飛行機飛ぶかな〜
前に2回ほどパスされちゃったことあるし大変です。
でも仕事一段落してるので帰省かねていこうかな・・・
2012/11/19(月) 午後 1:53
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いや〜中身の濃い素晴らしい会合ですね!
真面目に勉強をしないとついていけない感じです。
でも意外に若い方が多いのですね!
これは先が楽しみですね〜
2012/11/19(月) 午後 7:13 [ **** ] 返信する
若い天文家の方々のお姿を拝見すると、安心ですね!
最近、五藤光学でお背になった方が、望遠鏡部門の会社の社長さんに
成られたのですが、若い天文ファンと販売店の激減に衝撃を受けられたそうですが、少しずつ、増やす事や垣根を越えた交流が増えるといいですね。
実際には宇宙への関心をもたれる方々は多い筈ですから。。。
2012/11/19(月) 午後 9:23 [ woodben2 ] 返信する
昨日は参加させていただきありがとうございました。中味は濃いし、若い方からベテランの方々までの熱い思いがひしひしと伝わってくる心地よい時間をすごさていただきました。
それに惑星初心者の私にとってほんとうに勉強になりました。小学生が参加されていたのにはちょっと驚きでした。
都合のつく限り出席させていただきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。
それにヨネヤンさんにお会いできたのが凄く嬉しかったです。
2012/11/19(月) 午後 10:30
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大変詳しい例会のレポートありがとうございます。
今シーズンはまともに木星を撮影出来ていないので大変参考になりました。
NEBの白斑の合体や永続白斑BAのGRS通過など今シーズンも面白い変化を見せてくれていますね。
ようやく撮影が出来るようになってきたのにこのシーイングでは詳細が分らないので撮影意欲が低下気味で困ります。
2012/11/20(火) 午前 0:35
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興味深いレポートありがとうございました。
GRSの今後、おもしろそうですね。消滅後から再生するまで見届けたいものですが無理でしょうね。
懇親会も楽しそう。平林会長やその周りの方々、見覚えのある面々です。若い人も多く将来有望ですね。
イーグルさんがいらしたのですね。私もいつかはお邪魔しなくては・・と考えているのですが、出不精なもので・・・・。
2012/11/20(火) 午前 9:17
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hideさん、コメントをありがとうございます。
若い人が継続して参加してくれて嬉しいです。
いーぐるさんが来られてビックリ、嬉しさ倍増でした。
旭川の木星会議、タイミングが合えば、是非お越し下さい。
2012/11/20(火) 午前 11:12
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かいなおさん、コメントをありがとうございます。
若い人が多く将来が楽しみです。
この様な例会は、新しい情報を知るチャンスなので有意義です。
2012/11/20(火) 午前 11:13
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woodben2さん、コメントをありがとうございます。
全般的に若者の科学離れが進んでおり、天文も同じ傾向の様なので心配です。
そんな折に、毎回、学生さんが多く参加され嬉しいことです。
2012/11/20(火) 午前 11:15
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いーぐるさん、コメントをありがとうございます。
例会への参加、本当に嬉しかったです。心から感謝申し上げます。
学生が多いので、堀川さんの説明も、判り易くなっており、私も助かっています。
終了時に片付けや集合写真撮影などで、忙しくてご挨拶できず、済みませんでした。
またタイミングが合えば、お越し下さい。次回は懇親会にも参加して下さい。
2012/11/20(火) 午前 11:18
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シュミットさん、コメントをありがとうございます。
木星面の変化の解説は、私にも新鮮な話でした。
木星も衝の時期でトップシーズンなのに、今のシーイングは困りますね。
気流の良さそうな時に狙って下さい。
2012/11/20(火) 午前 11:20
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mn3192さん、コメントをありがとうございます。
運が良ければGRSの消滅を見れるかも知れませんが、復活までは無理でしょうね。
でもGRSが消えて木星は寂しくなりますね。
いーぐるさんに初めてお会いでき、嬉しかったです。
mn3192さんも是非お越し下さい。
2012/11/20(火) 午前 11:21
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学生さんが多いのはいいですね。アマ天界の未来は安泰?
山崎さんには双望会でお会いしました。
直前に天文ガイドの最優秀を取られていたのですぐにわかりました。
2012/11/20(火) 午後 10:43 [ ヤス ] 返信する
ヤスさん、コメントをありがとうございます。
面倒なスケッチオンリーだった昔と違い、手軽に撮影できるようになった為か、若い方々にも惑星観測者が増えており、心強いです。
ヤスさんのブログで気になったイタリアの望遠鏡が山崎さんのものと知り驚きでした。
2012/11/21(水) 午前 8:39
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