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1月25日は、船橋市視聴覚センターで月惑星研究会の関東の例会がありました。
例会の中心話題は木星ですが、1月はまだ2夜しか撮影できていないので、焦っていました。 それで、西高東低の気圧配置が緩み、ジェット気流の中心が南海上に下がった24日の夜に撮影です。 2月7日に衝を向える木星は夜半前でも高度が高いので、仮眠せず23時前後に撮影しました。 撮影を始めた時は、期待通り、まずまずのシーイングでした。でも30分後にはシーイングは悪化。 やはり今の季節は、気流は安定し続けることは無く、波があるようです。 撮影時の位相は、大赤斑の反対側なので目立つ模様はないけど、NEBnのWSZが明瞭に写っています。 さて、25日の例会、参加者は卒業組みが13名、学生が7名の合計20名でした。 試験シーズンなので学生達の参加が少なめでした。例会はいつもの様に自己紹介から開始。 当日の朝、野暮用が発生し、自宅を出るのが遅くなり、30分の遅刻で、自己紹介の途中から参加でした。 自己紹介後、堀川氏から木星の近況報告。 ・この数ヶ月で木星面の様子はかなり変化している。大赤斑周辺の変化が大きい。 昨年の秋頃は、大赤斑が剥き出し状態だったが、大赤斑の後方に暗斑が発生し、 それが崩れるように大赤斑の南をアーチ状に縁取る様に変化した。 大赤斑の南を流れるジェットストリームが後ろに流れず、大赤斑の後方で淀み、 大赤斑の北側を反転したことにより縁取りとなり、さらに前方にストリークとして伸びている。 この流れは大赤斑周囲を流れる循環気流が原因と思われる。 2000年7月に同じ様な現象が発生している。その時は4ヶ月ほどストリークが何度も伸びていた。 最終的にはストリークが暗斑列なり、SENsを一周し大赤斑に取り込まれた。 循環気流が強まるのは大赤斑の回転速度の増加が原因と思われる。 循環気流が強まると、大赤斑後方のSEBの活動が弱まる様である。 大赤斑の循環気流が強まった時期には、大赤斑の後退速度が弱まり、同じ経度に留まる傾向である。 ・昨年の9月に大赤斑の南をBAが通過した後、BAの前方に伸びた暗斑列(青黒い)と 大赤斑前方にストリーク(赤茶色)が前方で合流しているように見られる。 ・大赤斑の前方のSEBにある謎の明部は、昨年の10月以降やせ細り、目立たなくなっている。 その代わりにSEBnが明るくなっている。 ・NEBは若干太くなっているが本格的に太くなる様子は見られなし。 ・NEBnの白斑WSZは赤味が増して居り、前進速度が低下している、 ・NTBはかなり淡化している。NTBの一部がその北にあるNNTBと合わさっている様に見られる。 木星の次は、三品さんからダミアンピーチが作成したDVDの紹介がありました。 内容は各種ソフトの使用方法の説明でした。 画像処理はAutoStackkert、WinJupos、PhotoShopを使っているそうです。 説明に使っているAVI画像をみるとシーイングは相当良く木星面の模様がほとんど変化なく RegistaxのWebletも軽く処理するだけで、凄い画像が浮かび上がります。日本の気流で考えられません。 3件目は三品氏から火星の名所紹介の第4回目で、極冠の話でした。 楕円軌道の火星では、北半球の夏は太陽からの距離が遠く、南半球の夏は太陽に近い。 その為、北極冠と南極冠の様子は大きく異なっている。 また、北極と南極は地形が大きく異なっている。南極は高地で起伏が激しく、北極は平原。 北極がある広大な平原は、太陽系誕生の初期に、火星に巨大な小惑星が衝突して出来たとの説がある。 4件目は山崎氏から双望会(そうぼうえ)の紹介でした。 ![]() 双望会(そうぼうえ)には、巨大な望遠鏡や工夫を凝らした望遠鏡が持ち込まれる。 会の名前の如く、双眼望遠鏡や双眼式の望遠鏡が多い。 5件目は田部氏からの木星閃光観測でした。 今年の閃光観測は3月3日から8日を中心に北海道の名寄天文台、石垣島天文台、川崎科学館、 西播磨天文台の4ヶ所で行う予定で、明治大学と東京理科大学の学生が参加の予定。 6件目は木星会議の話で、今回は、明治大学と東京理科大の天文部が中心となって開催する。 明治大学の生田校舎で9月に開催予定とのことでした。開催日は9月12、13日が第1候補。 関東の次回の例会は4月12日の予定で、会場は未定。 例会終了後、記念集合写真を撮影し、東船橋駅近くで懇親会でした。 管理者のWebサイト「星への誘い」へもお越しください。 |
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研究会のリポートありがとうございます。
海外のシーイングの良さはやはり只者ではないですね!
2015/1/26(月) 午後 7:49
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貴重な情報をありがとうございます。
大赤斑周辺の変化は興味深いですね。
継続して精度の高い撮影を続けるのはすごいことです。
2015/1/26(月) 午後 11:53
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詳しいレポート、ありがとうございます。
最近は木星にご無沙汰してますので勉強になります。
私も出かけるべきでしたね。画像処理にかかりきりでした。
2015/1/27(火) 午後 5:39
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NGCさん、コメントをありがとうございます。
惑星画像はシーイングが全てだと改めて感じました。
安定した気流なら処理も楽そうです。
2015/1/27(火) 午後 6:11
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ようかんさん、コメントをありがとうございます。
日本だけでなく世界各国の観測者から数多くの画像が報告されているので、詳細な状況が判り助かります。
木星は日々変化しているので、面白く、飽きない観測対象です。
2015/1/27(火) 午後 6:13
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mn3192さん、コメントをありがとうございます。
関東は気流が悪いので満足な画像が撮影できないのが歯痒いです。
シーイングが良い場所での画像は、研究に欠かせませんね。
2015/1/27(火) 午後 6:15
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ダミアン・ピーチ氏の惑星は動画の段階でレベルが違うのですね。
やはり好シーイング地に住みたいですね。
ヨネヤンさんもいつかは双望会へ!
2015/1/27(火) 午後 10:48 [ ヤス ] 返信する
ヤスさん、コメントをありがとうございます。
惑星はシーイング命ですね。気流が安定した場所で撮影したいです。
双望会、興味深いですが、人数限定が引っかかります。
2015/1/28(水) 午前 5:24
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遅くなりました、
今回やっと参加する事ができ良かったです。
でも途中用事があり、
後半の講義最後まで聞けず失礼しました。
ほんと残念です。
次回はしっかりと聞きたいと思っています。
2015/1/28(水) 午前 11:08
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hideさん、コメントをありがとうございます。
ご多忙の中、例会への参加、感謝申し上げます。
ブログで事前にアナウンスしていなかったので、お越しになっているとは思ってもいませんでした。
これからも都合が良い時に参加して下さい。宜しくお願いします。
2015/1/29(木) 午後 9:18
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暫らく振りに訪問しましたら難しいお話ですが。コメントを置いて行きます。 研究会への参加できて良かったですね。 木星何時もよく撮れていますが。私の買った本と変わり無しの撮れ方で大赤班の説明も有ります。 双眼鏡珍しいのが沢山並んでいますね。
此れは楽しく拝見です。PCがイマイチで動かすのに苦労しています。 お疲れ様でした。本当は楽しかったのでしょう。ナイス。
2015/2/1(日) 午後 3:33
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ゆめこさん、コメントとナイスをありがとうございます。
惑星観測者の集まりなので、内容が難しくなりすみません。
がぞうだけでも楽しんでもらえれば嬉しいです。寒さが厳しい時期、お身体に気をつけて下さい。
2015/2/1(日) 午後 6:17
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こんばんは
あららら、平日訪問できずとは言え、こんなに沢山更新されていたとは。
申し訳ありません。
詳細なレポートありがとうございます。
とても参考になりました。
特に大赤班の北側反転記事です。
これが原因で小さくなって見えるのでしょうか?
大赤班ってどうして発生しているのか不思議です。
双望会は一度行ってみたいです。
眼視歴は長いのですが、いまだに行ってません。
両目で観る星空は最高です。
東船橋からの帰路ですと、直通で楽ちんですね。
2015/2/1(日) 午後 8:24
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タキさん、コメントをありがとうございます。
大赤斑、その成因と永続性は未だに闇の中です。それが知りたくて日々追掛けています。
月惑星研究会の例会、色々と面白い内容なので、機会があればお越し下さい。
双眼望遠鏡、実際に眺めると結構良いですね。東船橋、不便です。
船橋、品川、上大岡と3回も乗換えで面倒です。
2015/2/1(日) 午後 10:01
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こんばんは
あれ、今週は更新なかったのですか。残念です。
2015/2/7(土) 午後 10:28
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タキさん、訪問、ありがとうございます。
今週も頑張っていますが、ブログにアップするような成果は少なく、ホームページに載せるだけでした。
2015/2/7(土) 午後 10:49
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