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この記事に記載する太陽望遠鏡の改造は、物理的な損傷や身体(特に目)に危険を及ぼす
可能性があります。また、改造するので、太陽望遠鏡のメーカーの保証も受けられなくなります。 当然ですが、このような改造を行った結果で生じる損害への責任は負えません。 その点をご理解してくださる方のみ、お読みくださるようお願い致します。 “庭先天体写真家?”さんに触発されて始めたP.S.T.の改造、最初はBORG76EDと組み合わせましたが、 F10で設計されたP.S.T.には、F6.6の76EDでは解像度が今ひとつだったので、F10の光学系を求めました。 そこで思いついたのが、太陽の可視光撮影に使っていたVixenのED103Sです。 焦点距離が795mmなので、口径を80mmに絞ればF10になります。 前回使った口径77mmの熱エネルギー軽減フィルターをレンズの前に置けば、F10.3、ピッタリ! でも、ED103Sそのままでは、P.S.T.のエタロンフィルタからブロッキングフィルター部分の焦点距離200mm分の バックフォーカスが無いので合焦しません。ならば、P.S.T.同様に、ED103Sの鏡筒を切断か・・・ 流石にそれは思いとどまり、ED103Sのレンズが付きそうな短い鏡筒を探しました。 見つけたのは、KenkoのSE102です。カタログでは鏡筒外径は116mm、ED103Sの鏡筒外径は115mm。 1mmの差は何とかなると思い、丁度、中古のSE102がヤフオクに出品されていたの安値で落札! しかし、届いたSE102の鏡筒外径は101mm???116mmはフードの外形でした・・・ 流石に、自分では外径101mmの鏡筒に115mmのED103Sのレンズセルを接続することはできません。 そこで、以前、接続リングなどを特注していた星空工房のしばたさんに接続リングを作ってもらいました。 そのリングが一昨日に届いたので、組み立てて、昨日、試写しました。 その結果が、以下の画像です。 プロミネンスは解像度良く写ったけど、光球面はボツ状態。原因は、撓みです。 単純にSE102のドローチューブにP.S.T.を差し込むと、全体が撓み、まともな画像を撮影するのは無理。 ならば、全体を支えるサポートを作ることにしました。家にあった材料で昨日、即席に作成しました。 出来上がったED103Sのレンズ+SE102の鏡筒+P.S.T.の画像です。 SE102のドローチューブは繰り出しが少ないので、切断したP.S.T.の鏡筒を繋ぎ合わせて再利用です。 繋ぎ合わせは、50.8mmの接眼アダプター2個をBORGのパーツで接続したものを使いました。 自分ながら、手持ちパーツの豊富さに呆れました。過去十数年、揃え続けたパーツが生き返りました。 口径77mmの熱エネルギー軽減フィルターは、厚紙を切り抜いたリングで対物レンズ前に設置。 今朝、再度、太陽を撮影した結果です。太陽の東端で、2394群の黒点と2394群のプラージュが写っています。 東の縁には目立ったプロミネンスが無かったので、西の縁に見えていた小さく淡いプロミネンスも写しました。 解像度は改善したけど、左右の傾きが残っており、右側がボケていました。(トリミングで隠しています) 今の厳しい暑さの中で、スケアリングの調整は辛いので、涼しくなったら調整する積りです。 焦点距離795mmだと太陽全球を写すには、6から9コマモザイクが必要なので、諦めです。 太陽全球を撮影したい時は、本来のP.S.T.を活用です。 管理者のWebサイト「星への誘い」へもお越しください。 |
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Vixen・KenkoにCoronado+手作りグッズetc。ハイブリッド望遠鏡の極致ですね。完成度が高い割り費用は格安そうなので、さすがヨネヤ ンさんです。解像度も向上しているので、口径アップの効果が現れています。拡大率はもっと上げられるので、見合う黒点が出現するといいですね。
2015/8/2(日) 午後 3:39 [ has*ama** ] 返信する
パズルのような組み合わせでしっかりと性能を引き出すあたり凄いですね。
全景用と拡大用の二本立てで今後の活躍が楽しみですね。
2015/8/2(日) 午後 7:19
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F10用に赤経されていると大口径化してもやはりF10にしないと性能が発揮できないのでしょうか?BORGの77mmとたった3mmしか違わないのに明 らかに解像度が上がりましたね。kenkoのSE120にしたらほぼそのまま対物レンズが嵌められたかも知れませんが、柴田さんに特注品を頼んだ方がより 精度の高いものが出来るでしょう。PSTは完全に分解されたのかと思ったら、こうして元に戻せるようにしているのも流石です。これで全景を写すのと、強拡 大で詳細を写すのが便利に使い分けられますね。
2015/8/2(日) 午後 11:18
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has*ama**さん、コメントをありがとうございます。
最初は難しいかと思っていましたが、何とかなり良かったです。
スケアリングを調整して画角全体でシャープな画像にするのは面倒そうですが、時間をかけて調整します。
今の拡大率が限度かと感じていますが、スケアリングが調整出来たら、2倍バーローレンズでも試してみます。
2015/8/3(月) 午後 9:47
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ようかんさん、コメントをありがとうございます。
今回の様なパーツを組み合わせる作業は頭を使うのでボケ防止になりそうです。
拡大撮影と全球撮影を別々のシステムで行うのは面倒ですが、画像処理の面倒さよりマシと感じています。
2015/8/3(月) 午後 9:47
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シュミットさん、コメントをありがとうございます。
PSTのエタロンフィルターは、収束光では効果が弱く、平行光が理想です。
その為、エタロンフィルタの前にF10の収束光を平行光にするコリメトレンズを置き、エタロンフィルタの後ろにF10の収束光に戻すデコリメートレンズが置かれています。
F6.6のBORG76EDより、口径77mmF10の方が、理想に近いと考え、今回の対応にしました。
KenkoのSE120は値段が高くSE102+アダプターリングの方が安価と考えました。
2015/8/3(月) 午後 9:47
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こんばんは
正直、執念としか言いようのない改造【工夫】ですね。
これはヨネヤンさんだからやれることだと思います。
科学の追及ですよ。恐れ入りました。
太陽望遠鏡は詳しくないのでいい加減なコメントは避けたいところです。
この改造のことを太陽観測の○田さんに報告しておきますね。
2015/8/4(火) 午後 9:16
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いや〜こりゃ凄いところまできました、
備品も揃うところも凄い(^^
スケアリング調整難しいですね、でも解像度はかなり良くなりましたね、素晴らしいです。
2015/8/5(水) 午後 1:31
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タキさん、コメントをありがとうございます。
BORG76EDを使った改造でも効果があったけど、今一つ満足できす、PSTエタロンフィルタの設計値であるF10の光学に拘りました。
まだスケアリング調整が必要ですが、完全リタイア後の太陽観測で活躍させようと思っています。
STさんへの連絡、感謝です。STからより良い改造方法や問題点のご指摘があると嬉しいです。
2015/8/5(水) 午後 8:41
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hideさん、コメントをありがとうございます。
ちょっと手が出ない高価な大口径の太陽望遠鏡の代わりになりそうなので張り切りました。
スケアリングが課題ですが、ここまで来たらやるしかなさそうです。
2015/8/5(水) 午後 8:42
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スーパー合わせ技でうまく組み上がっているところは流石です。
ここまでくるとフロントエタロンを追加したくなりますね。
2015/8/5(水) 午後 10:06 [ ヤス ] 返信する
ヤスさん、コメントをありがとうございます。
スケアリング調整が必要ですが、撮影は可能と判り、ホッとしています。
フロントエタロン、欲しいです。でもそれを購入する度胸があれば、こんな改造はする必要が無いですね。
2015/8/6(木) 午後 7:13
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