初心者へのページ(2008年の話題) |
Written by S.Yoneyama
ここは、星や天文に興味を覚え始めた人へ、2008年に見られる面白い事象を紹介するページです。
各情報やデータは、株式会社誠文堂新光社発行の“天文年鑑”を参考にした物です。興味を持たれ、より詳しい情報を知りたくなったら、
上記の本を購入して見て下さい。天文年鑑”には、ほとんど全ての天文現象や各種情報が詳しく記載されているので、重宝すると思います。
・惑星同士や月と惑星のランデブー
・恒星食・惑星食
・日食
・月食
・水星観測の好機
・流星群
今年の惑星同士や月と惑星の接近での見物は、 以下の4件でしょう。 特に、2月4日と12月1,2日の金星・木星・月の接近は、 共に明るい金星と木星の競演なので、薄明の空に 明るい両巨星と地球照が目立つ細い月が並ぶので 美しい光景になると思います。 惑星同士や惑星と月の接近ではないけど、5月23日に 火星が、かに座のプレセペ星団M44の中を通過します。 前後数日間、連続的に撮影すると火星の動きが 分るので面白いと思います。 今年も月とスバルの接近が、3回起きます。 7月27日夜半頃、10月17日夕刻、11月14日明け方です。 7月27日が下弦の月なので一番見易いと思います。 |
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月日 | 惑星・恒星 | 月齢 | 潜入 方向 |
札 幌 | 東 京 | 福 岡 |
6/17(火) | さそり座π星 (2.9等) |
12.9 | 暗縁潜入 | 01h16.1m | ||
7/28(月) | おうし座20番星 (3.9等) |
24.5 | 暗縁出現 | 00h07.7m | 00h00.1m | |
10/10(金) | 海王星(7.9等) | 11.0 | 暗縁潜入 | 18h21.0m | 18h07.9m | |
10/17(金) | おうし座η星 (2.9等) |
18.1 | 暗縁出現 | 19h08.3m | 18h58.9m | |
10/17(金) | おとめ座27番星 (3.6等) |
18.1 | 暗縁出現 | 19h34.5m | 19h19.7m | 19h23.9m |
11/16(日) | ふたご座ε星 (3.1等) |
18.5 | 暗縁出現 | 20h17.4m | 20h06.3m | 20h09.0m |
12/11(木) | おうし座η星 (2.9等) |
13.6 | 明縁出現 | 16h15.2m | 16h06.1m | 16h05.5m |
12/29(月) | 水星(-0.7等) | 01.6 | 暗縁潜入 | 12h47.8m | 12h33.3m | 12h06.5m |
観察最適時期 | 方角 | 日没時高度 | 見頃の時刻 | 案内役 |
1月22日前後 | 南西 | 15度 | 17時半頃 | |
5月14日前後 | 西北西 | 19度 | 19時頃〜19時半頃 | |
9月11日前後 | 南西 | 09度 | 18時頃〜18時半頃 | 金星 |
観察最適時期 | 方角 | 日出時高度 | 見頃の時刻 | 案内役 |
3月03日前後 | 東南東 | 12度 | 5時半頃〜6時頃 | 金星 |
7月02日前後 | 東北東 | 14度 | 3時半〜4時頃 | 月 |
10月22日前後 | 東南東 | 16度 | 5時〜5時半頃 |
群名 | 活動時期 | 予想極大時期 | 極大時 の方角 |
極大時 の月齢 |
観察条件 月の影響 |
出現 規模 |
特徴 |
しぶんぎ (りゅう座ι) |
1/ 1− 1/ 7 | 1/4 15時頃 | 北 | 25 | 良 | 多い | ピークが短時間、月の影響は少なく条件は良い。 |
みずがめ座η | 4/25− 5/10 | 5/06 03時頃 | 南東 | 1 | 最良 | 中程度 | 輻射点が地平線下なので、多くは流れないが 火球が流れる可能性が高い。新月直後で条件は良い。 |
ペルセウス座 | 7/20− 8/20 | 8/12 21時頃 | 北東 | 11 | 良 | 多い | 明るい流星が多い。 上限の月が沈んだ後は条件は良い。 |
オリオン座 | 10/10−11/05 | 10/21 22時頃 | 南東 | 22 | 悪 | 中程度 | 明るい流星が多い。夜半前がピークなので、 下弦の月昇るまでのなので条件は悪い。 |
しし座 | 11/ 5−11/25 | 11/18 18時頃 | 東 | 19 | 最悪 | 中程度 | 火球や痕を伴う明るい流星が多い。 満月直後の月が明るく条件は悪い・ |
ふたご座α | 12/ 5−12/20 | 12/14 08時頃 | 全天 | 17 | 最悪 | 多い | 一晩中見られるが、満月直後の月明かりで 条件は最悪。 |